『司法・犯罪心理学』サポートページ
以下、紙面上の記述、読み替えです。
性犯罪に関する刑法改正(2023年7月更新)
2023年に刑法が改正され、強制性交等罪は、被害者の同意のない性行為を処罰の対象とする不同意性交等罪へと改められました。
関連する記述
本文中の記述を下記のように読み替えていただくと、最新の情報となります(書籍上の紙面は変更していません)。
- 83ページ5行目
- また,性犯罪に関する刑法改正(2017年)によって,強姦罪(改正後は強制性交等罪)の被害対象者の性別が問われなくなり,親などの監護者による子どもへの性的虐待も処罰の対象となった。しかし,加害者の暴行や脅迫の有無が問われることや時効をめぐる問題等が検討課題として残されている。
- また,性犯罪に関する刑法は,2017年の改正において強姦罪が強制性交等罪に変わり,被害対象者の性別が問われなくなり,親などの監護者による子どもへの性的虐待も処罰の対象となった。しかし,加害者の暴行や脅迫の有無が問われることや時効をめぐる問題等が検討課題として残され,2023年の改正では,被害者の同意のない性行為を処罰の対象とする不同意性交等罪へと改められた。また,性交同意年齢が従来の13歳から15歳に引き上げられた。
- 83ページ17行目
- 強制性交
- 不同意性交
- 84ページ2行目
- 刑法では,加害者の暴行や脅迫の有無をもって性犯罪行為とみなすが,性暴力であからさまな暴行や脅迫が用いられるとは限らない
- 加害者が暴行や脅迫を用いて抵抗できない被害者に性暴力をふるう場合もあるが,あからさまな暴行や脅迫が用いられるとは限らない。
- 事項索引
- 強制性交(レイプ)
- レイプ →強制性交
- 不同意性交(レイプ)
- レイプ →不同意性交
- 強制性交(レイプ)